昨日、突発性難聴の治療中に免疫力が下がって
帯状疱疹にもなってしまったお話をしました。
今回は、「帯状疱疹」について記していきたいと思います。
帯状疱疹は、誰でもかかる可能性があるので
今後、自分の家族がなることもあるかもしれないし
いろんな方にも情報提供できるかな、と思いました。
帯状疱疹とは?症状は?何科を受診?再発はあるの?
帯状疱疹は、体の左右どちらかにピリピリと刺すような痛み(神経痛)が出て
赤い斑点と小さな水ぶくれが帯状に並んで現れる病気です。
皮膚科を受診します。
水ぶくれの部分のウイルスを採取して調べてくれます。
私の場合は顔の鼻筋の横に出ました。
顔に出る人は、頭にも出るようで病院でも確認されました。
私は発疹が少ないうちに受診したからか、頭までは広がりませんでした。
でも、顔面は目立つし水ぶくれがつぶれた後は痕になってしまって
それはそれでショックでした。
マスク生活だったので、隠せたのが幸いです・・・。
水ぼうそうと帯状疱疹の関係。何度でもかかるのか?
帯状疱疹は、体の中にあるヘルペスウイルスの一種である
水痘・帯状疱疹ウイルスによって起こります。
初めて感染すると、水ぼうそうとして発症します。
ですので、子供の多くは水ぼうそうになるんですね。
大人はというと、水ぼうそうを経験している人が多いですよね。
水ぼうそうが治ったあとも、ウイルスは体内に潜んでいるそうです。
加齢やストレス、過労などが原因でウイルスに対する免疫力が低下すると
帯状疱疹として発症します。
私の場合は、難聴で処方されたステロイドの強い薬によって
免疫力が下がったことが原因と診断されました。
この原因を考えると、年齢関係なく発症する可能性があるということです。
現状は、50歳代~70歳代に多く発症する病気で、
病気としては通常は再発しないそうですが、免疫力が低下している人は何度でもかかる可能性があります。
実は、私は子供のころにも1度、帯状疱疹にかかっています。
その時は背中辺りに発症した記憶があり、やはり免疫力低下が原因と言われました。
主な発症部位は胸から背中の上半身。どんな症状?
一番多く発症する場所は、胸から背中にかけてだそうです。
全体の半数以上が上半身に発症します。
私のように、顔面に出る人も多いようです。
顔面の場合は特に眼の周囲に出やすいそうです。
下半身にも発症する人もいるし、全身どこに出てもおかしくないです。
発疹が出ても帯状疱疹かの判断ができなかったら
とにかく、皮膚がピリピリすることと、一列に並ぶように
どんどん発疹が増えてはジュクジュクしてつぶれていく、
そして痒みと痛みが合わさった発疹だと帯状疱疹だと思った方がいいです。
体の左右どちらか半分にしか出ないのもポイントです。
中には、発熱、頭痛やリンパ節の腫れが出る人もいるそうです。
私のように顔面の帯状疱疹の人は、角膜炎や結膜炎になる場合もあります。
合併症として、耳鳴りや難聴、顔面神経麻痺も。
私は、この合併症かと思ったのですがね・・・違いました。
難聴と耳鳴りの治療のお話は、また別で記載しています。
帯状疱疹は人にうつるのかどうか?
我が家には3人の子供がいて、幼稚園児もいるので感染するのか心配になりました。
それに翌日から出勤して、人にうつすことはないのか?
ということも気になり、病院で確認しました。
結論、帯状疱疹は他の人にうつることはないそうです。
だから、仕事は行ってもいいと言われました。
ただ、水ぼうそうにかかったことのない乳幼児や予防接種をしていない乳幼児には
水ぼうそうを発症させてしまう可能性があるので接触しない方がいいとのことでした。
出勤NGではないが、休養をすすめられました。
人にうつすことはないので、仕事には行ってもいいのですが・・・
帯状疱疹は、疲労やストレスが原因となり
免疫力が低下した時に発症するので
できればゆっくり休んだほうが良いです、と先生に苦笑いされました。
ただ、事情はそれぞれで休めない人も多いとは思うので
無理をしないように、しっかり睡眠と栄養をとり、心身ともに安静を心がけるように言われました。
後遺症がやっかいなので早めの治療を!治療中の注意点も。
治療は抗ヘルペスウイルス薬だけです。
痛みで眠れないといけないので、と痛み止めも一緒に出ました。
発症してから早めに飲めば、ウイルスの増殖を抑え
治るまでの期間を短縮します。
私は受診後は発疹が増えなくなり、2日後には痛みが楽になりました。
合併症や後遺症を抑えることも期待されています。
ですので、とにかく帯状疱疹かも!?と思ったらすぐに病院へ!
治療中の注意点
▶患部を冷やさない!
痒みや痛みがあると冷やしたくなりますが、
患部を冷やすと余計に痛みがひどくなります。
できるだけ温めて血行をよくした方がいいそうです。
▶水ぶくれを破らない!
水ぶくれを破ってしまうと、細菌による感染が起こりやすく
化膿してしまうことがあります。
私は、日中は触らないように我慢できたのに
睡眠中に耐えられずとっさに引っ搔いてしまいました。
爪を切ったり、発症初期の痒みがひどい時期だけでも手袋をして寝るなどオススメします。
▶処方された薬は指示通りに全部飲み切ること!
抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬は、効果が出るまでに2日ほどかかります。
飲めばちゃんと効果は出るので途中でやめないこと。
良くなってきても処方された分はきちんと飲み切ることで
ウイルスの増殖を抑えれば、
後遺症の帯状疱疹神経痛のリスクを軽減させられます。
この神経痛はけっこう辛い痛みが残ってしまうと聞いたことがあります。
とにかく、疑わしい時は早めに皮膚科を受診して下さいね。