食物アレルギーの発覚からの経緯

食物アレルギー(卵・乳)治療の経緯を記します【その1】

卵 乳 食物アレルギー 治療の経緯 画像
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以前から書き記したかったのですが、
食物アレルギー(卵・乳)の次男の、アレルギーの経緯を記して行きたいと思います。
特に、アレルギーのお子さんを持つママやパパに向けて。
子育てに積極的に参加してくれている、祖父母の方にも参考になるようにと思っています。
アレルギーの発覚から、検査、治療や症状、不安や対応、現在の状況までの経緯など。

うちの息子の場合なので、すべてのアレルギーの方に当てはまる訳ではありません。
でも、アレルギーを心配している親御さんや
なかなか治らずこの先どうなるのかな?と不安を抱いている方は多いと思うので
少しでも参考になるといいなと思います。

息子は、現在小学2年生ですが
着々と食物アレルギーを克服してきているように見えます。
それは、パッと魔法のように良くなってきた訳ではなく
(実際の食事はまだ卵と乳は除去中ですが、負荷試験を受け、慣らし段階です)
気が付いたら、「ここまで来たんだな。数年前までゴールは期待しなかったのに。」
という感じです。
ほんとに、1歩を何日もかけて進んでいたら
あるとき大きな1歩を歩める日がやってきた!というような状態です。
もちろん、期待をしてがっかりしたことも何度もあります。

まだ、先は長いかもしれません。
完全に克服できるのか、他のアレルギーが発症しないか。
今後最悪の事態が起こらないとは限らないという不安は一生続くのか。

そんなことを思う日は幾度とあるのですが
それでも、ここまでの前進を支えに親子で頑張っていきたいと思っています。
きっと食べられるようになる、と信じて。

食物アレルギー発覚の時期と病院で検査をするまで。

まず、次男が食物アレルギーと判明するまでの経緯です。
生後1か月ごろに、乳児湿疹が出始めました。
長男の時に経験済みだったので、乳児湿疹自体には何も思わず
そのうち治るだろうと思っていました。

でも、生後2か月、3か月に突入しても治らない。
ほっぺたが真っ赤になり、湿疹がかゆそうで
ひっかいてしまうので、いつも手に手袋や靴下(笑)をはめていました。
後から思うと、かゆくて泣いたり怒ったりしていたようでした。

治らない乳児湿疹。生後4か月に皮膚科を受診する。

生後3か月中に湿疹が治る気配がないので
さすがにおかしいと、4か月に皮膚科を受診しました。
近所に、頼りになる先生がいると聞いたので診てもらいました。

すると、先生はパッと息子を診てすぐ
アトピーですね。薬を出すので治療をしましょう。」
と言った後、続けて
「この乳児期にアトピーを発症しているお子さんは、食物アレルギーの可能性があります。」
「なるべく早く、大きな病院で血液検査をしてください。」
と言われました。

私は「アトピー」という診断にショックを受け
そして何の知識もない「食物アレルギー」に大きな不安を抱きました。
私も夫も長男も、アトピーや食物アレルギーではないのに!と信じられませんでした。

私は皮膚科を受診したのですが、
アレルギーに詳しい先生の小児科や、大きな病院の小児科を受診していたら
その場で血液検査をしてくれたのかもしれません。
最近はアレルギー診察をしてくれる小児科も多いですよね。
でも、私には食物アレルギーかもしれないという発想が無かったんです。

あとで書きますが、結果的にはこの皮膚科で良かったこともあったので
皮膚科に行ったことに後悔はありませんが、
すぐに検査ができなかったことで
その後ハッキリさせられない期間が少しあり、つらかった記憶があります。

生後4か月:総合病院の皮膚科と小児科を受診する

個人皮膚科の後、早めに総合病院の皮膚科を受診しました。
その後、小児科のアレルギー科の先生を受診し、後日血液検査をすることになりました。
ただ、最近はアレルギー患者が多いこともあって
小児科のアレルギーを診てくれる先生の予約が3か月も先になってしまいました。

この期間が、とっても長くて嫌でした。
同時期に、生後5~6か月で始める「離乳食」も開始となったため
余計に食物アレルギーへの不安が大きかったです。

最初の皮膚科の先生に感謝すること。

食物アレルギーの血液検査はもう少し後、ということで
アトピーの治療のため、最初に行った皮膚科に通い続けることにしました。

治療自体は薬ですが、ここの先生が私に出してくれる漢方がありました。
「赤ちゃんは漢方は飲めませんが、母乳から少しでも効き目があるといいですね。」
と、顔の皮膚だけに効くという不思議な漢方を気休めに飲んでいました。
「お母さんの美肌にも良いと思って飲んでみてください。」
この言葉は、何だか嬉しかったです(笑)

アレルギー体質の次男の救いは、今のところアトピー症状が軽いということです。
顔の赤みも徐々に消え、その後、皮膚の症状でつらい思いをしたことはないです。
乾燥がひどかったり、花粉の時期に荒れたり、汗をかくと痒くなることは多少ありますが
アトピーの治療に通い続ける必要はすぐになくなりました。

今でも、この漢方のおかげで、肌は強くなったんじゃないかと勝手に思っています。
そして、離乳食開始前に食物アレルギーである可能性に気が付けたので
離乳食はゆっくりと進めることに決められました。
長男の経験があったので、危うく気楽に進めてしまうところでした・・・。

生後7か月:血液検査、生後8か月:食物アレルギーと分かる。

やっと総合病院で血液検査を受け、その結果も後日じゃないと分からないとのことで
ドキドキしながら検査結果を聞きにいきました。

診断は、「アレルギー体質・卵と乳の食物アレルギー」でした。
アレルギー体質(アトピー体質)かどうかが分かるIgE(アイジーイー)という数値があるのですが
これが「22」でした。
1歳未満は1~19が正常値だそうです。
年齢と共に数値が上がっていくのは正常ですが、それぞれの年齢で小児の基準値が決まっています。
基準値を超えてしまうと、アレルギー体質だと言われます。

この数値は、低くなることはたぶんないだろうと言われました。
食物アレルギーを克服したとしても、アレルギー体質であることは変わらないそうです。

卵白と乳にアレルギー陽性が判明する。この時は卵黄はまだ陰性だった。

この初めての血液検査で調べてもらって分かったのが
卵白と乳にアレルギーがあるということでした。

オボムコイドというアレルギー成分も調べました。
こちらも陽性でした。
これは、卵白を加熱したら食べられるか分かるもので
卵白はアレルギー陽性だけど、加熱したら食べられる場合は
オボムコイドは陰性と出ます。

この時点では、卵黄は陰性だったんです。
でも、「いずれ卵黄もアレルギー陽性となる可能性は高いです。」と
言われていた通り、その半年後の検査で陽性となってしまいました。

その他、アレルギーが出やすいと言われる小麦や大豆は陰性でした。
初回検査ではこのような結果となりました。
・IgE【22】
・卵白【クラス2】、オボムコイド【クラス3】、乳【クラス3】

食物アレルギー発覚から入園前までは半年置きに検査

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2回目の検査は半年後と言われました。
当分の間は半年置きに血液検査とのこと。
実際、次男は3歳8か月までは半年ごとに検査をして
4歳になる年の幼稚園入園直前に、経口負荷試験を受けた後からは
1年ごとの血液検査になりました。

3か月置きに問題はないか、担当医の診察はあります。
その都度、症状が出てしまったことを報告したり、心配事を相談したり
皮膚の状態を診てもらって保湿剤や薬を出してもらったりしていました。
なので、アトピーの症状も落ち着いていったこともあり、皮膚科は通わなくなりました。

また、順に検査結果などを記していきたいと思っています。

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ABOUT ME
mizutama
毎日ドタバタな、3児の母です。 子供との生活の中では日々、 考えたり調べたり発見したりの連続です。 特に、卵・乳アレルギーの次男については 他の子と同じように食を楽しませてあげたい、 しっかり健康な体に育てたい、と日々思っています。 同じ情報が他のママさんや子供のために役立つかもしれない! そう思って、ブログをはじめました。